弊社はなまこ加工に携わって5年になりますが、毎年なまこ捕獲のダイバーの手配に苦労をしてきました。その理由は、潜水漁業は基本的には禁止であるために、新潟県内ではなまこ採捕専門のダイバーは居られませんでした。初年度はなまこ加工業者が潜水スタッフを社員として雇用しておられた為に、その業者と協同でなまこ加工を行いました。翌年はなまこが豊富に入手できるために、派遣を断られました。
前半地元のダイバーショップにお願いしましたが、不慣れなために捕獲数量が少なく効率が悪い上に、オーナーが潜水中に体調を壊されたもので中止し、後半に急遽青森県の潜水業T社をお願いしたところ、見違えるような捕獲量に驚きました。
前にも書きましたが、今年に入って、T社とともに漁協に打合せに回りましたが、新潟の西端の漁協に伺ったところ、話の辻褄が合わず不審に思っていたところ、他から情報が入り3月から弊社抜きで直取り引きを始めていました。
噂では、T社が捕獲していた青森も漁場では、無計画な捕獲によりなまこがいなくなったと聞きました。
また、インターネットで公開されていて驚きましたが、昨年は密漁で検挙されており、罰金刑を受けていました。
他県業者の情報不足や資源保護を考えると他県業者には依頼して欲しくないものです。