私は事故米報道を聞くまで、事故米ということを知りませんでした。思い出せば今から40年近く前に、新潟近郊(現北区)でも大水害がありました。あの時、水害のあった地区の農協倉庫の有機水銀系の農薬が水に流されて消えたという話を耳にしたことがあります。その後、新潟水俣病が騒がれてきました。当時、農薬説と昭和電工説があり、有名に学者は「海水楔」説を説かれ、上流に患者が少ないことから農薬説を唱えておられました。農協倉庫に有機水銀系の農薬が盛んに使用されていたと言う証拠でもあります。最終判断は、新潟大学の椿教授が決断を下され、昭和電工が原因ということになりました。
また、20年前に乾燥椎茸に薫蒸剤の二硫化炭層が残留していると言う報道が、NHKで流れました。読売新聞にも一回だけ記事が出ました。その後、この報道は全くなくなりましたが、最終判断は、埼玉のある椎茸の卸売会社で、殺虫目的で二硫化炭素を持っており、実際の使われていることが判り、この会社が処分されて一件落着しました。しかし、当時の乾燥椎茸は乾燥の不備で梅雨時に害虫が発生していましたので、生産者の段階で薫蒸が行われていた事実がありました。薫蒸剤を使用することは、後に禁止になりました。
また、米も農協倉庫で薫蒸されていたことは周知のことでした。子供の頃は、親から農協の倉庫の近くに行くなと言われていました。現在は行われていません。
さて、政府がカビの発生した米や汚染米を業者にお願いして㎏10円で購入し、30円で販売することまで指導して、販売していましたが、工業用に使用を目的に販売すると言っても、現在は科学のりが全盛かと思いますが、そんなに用途があものかと驚きです、需要がなければ他の目的に使用されるのは予測できると思いますが、如何考えられますか。
このような事件が度々起こりますが、企業は袋叩きに合い会社は倒産、従業員は解雇、と惨めな結果になります。
私は、乾燥機や製粉機を購入されて事業を立ち上げる方に、「従業員が食べない商品を作っていはいけない」「正直に良い物を作ること」が、信用に繋がり、社員も誇りと自信を持って仕事をすることができます、と必ず申し上げることにしています。
昔、子供の頃に、夜、子供をおんぶしてスイカを盗みをするとき、子供に誰か見ていないかと問うたところ、お母さん「お月様が見ているよ」と言われ、吾に返って、泥棒をやめて帰った。他人のものを盗んではいけない、必ず誰かが見ているという話でした。